スイス個人旅行⑨モントルー・シヨン城~ジュネーブ

6月8日
 今日はスイス旅行の最終日。
ひんやりする朝の空気の中、モントルーのプロムナードを
また今日も散策する。毎日この素敵な景色を眺めてきたけど、
今日が見納めだ。忘れられない風景の1コマになった。
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 ホテルをチェックアウトする前にシヨン城へ。
ホテル近くのバス停、8時46分発のバスで向かう。
9時オープンで、シニア10.5CHF。観光客が続々やってくる。
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 シヨン城はアルプスを越えてやってくる東方商人たちに税をかける
関所のような形で9世紀に建てられたそうだ。バイロンの詩にも
謳われている。古城内部も見学できる。
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 シヨン城からすぐの坂道を下ると、レマン湖畔に出られる。
そこからアルプスを背景に、まるでお城がレマン湖に浮いている
ような景色の写真が撮れる。なかなかいいな。
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 バスでモントルーのホテルに戻り、チェックアウトをし、
モントルー11時45分の電車でジュネーブへ。
途中で車窓からモンブランが見えた。
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 ジュネーブの駅にはコインロッカーが設置されているので便利。
中央の階段を下りた右側にある。ラゲージ2個預けて、12CHFだった。
 身軽になって、ジュネーブの街へ。暑くて、何だか人が多い!
アルプスの雪山を眺めたり、レマン湖の大噴水の高さに圧倒されたり、
モンブラン橋の近くで群れている白鳥に驚いたり。
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 モンブラン橋の近くのレストランで食事をした後、旧市街を散策。
ジュネーブ空港に行くまでの時間、レマン湖のほとりにある公園の
ベンチで行き交う人を見ながら、ゆっくり過ごした。
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 ジュネーブ空港20時30分発でパリCDGへ行き、CDG23時25分発の
エールフランス航空で帰国した。
 今回の旅行は天気に恵まれ、1日だけ雨だったが、あとはほとんど快晴。
モントルーに7日間滞在したので、その日の天気や気分によって
行き先を最初の予定から変更できた。とても充実して楽しい旅だった。
 1つだけやりにくかったのは物価が高いことだ。食事にしても、
交通機関にしても。食事がもう少しリーズナブルだと、本当に助かる。
でも、それも観光立国。素晴らしい景観を楽しませてもらえるコストと
思えば、許せちゃうかな。


 

スイス個人旅行⑧モントルー~グリンデルワルト

6月7日
 今日はラヴォー地区のブドウ畑にもう一度行ってみようと
計画していたのだが、朝TVの天気予報を見ていると、
スイス全体がマークになっているではないか。
そんなによい天気なら、アイガーを見に行こうかと、急遽
計画を変更。個人旅行はこういうことができるのが魅力だ。
それでも本当にアイガーが見えるほどの天気になるかわからない。
いま晴れていても、山の天気はどうかな。なかなか決断できない。
 とりあえずモントルーの駅に行こう!駅のホームでも、
行くべきか、諦めるべきか、なかなか決められない。
何しろ往復6時間もかかるのだから、アイガーが見えなかったら、
つまらないしとも思う。
 7時39分発の電車がホームに入ってきた!乗っちゃおう。
マッターホルンも見たかったのだけれども、車内でネットで天気を
調べると、ツェルマットの天気はみぞれと出た。もうマッターホルンは
諦め、天気はどうであれ、グリンデルワルトに行ってみることにした。
 まずVISPで乗り換え、長いトンネルを通り、SPIEZまで行く。
SPIEZで乗り換え、インターラーケン・オストへ。そこから青色と黄色の
登山電車に乗り、35分ほどでグリンデルワルトに行くのだ。
モントルーから片道約3時間の旅になる。
 こういう予定外の行動をとるときにすごく役に立つのが
スイス鉄道のサイト(英語版)だ。出発地と目的地を入力すると、
時刻や乗り換え案内などが示される。個人でスイス旅行をする者には
大変強い味方となる。
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                                VISP駅
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                                SPIEZ駅
 時間的にもうそろそろグリンデルワルトに到着かなと思っていると、
右側の窓越しに巨大な岩山が現れた!アイガーだ!
 電車を降りて、ホームに立つと、本当にすぐそこにアイガーが迫っている。
右側がアイガー北壁。左の稜線がミッテレギ稜。槙有恒が初登頂したこと
で有名だ。こんなに近くに見えるなんて、大感激!
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 アイガーの右側はこんなのどかな風景が広がっている。
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 グリンデルワルトは小さな村で30分もあれば、一周できるほどだ。
駅を出て、右方向にバスターミナルがあり、その近くにある建物の1階に
日本語の観光案内所もあり、日本人にとっては心強い。
村のメインの通りにはレストラン、登山用品のお店、土産物屋が並んでいる。
私たちはアイガーを眺められるレストランの外の席でランチを。
今日の予定を変えて、思い切って来てよかったなという思いで、
帰路についた。
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 モントルーまで戻らずにVeveyで電車を下り、チャップリン・ワールドへ。
駅前から212番のバスに乗り「Chaplin」というバス停で下りれば、
目の前に。入館料はシニアで23CSFと、ちょっと高め。
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 チャップリンが晩年暮らした邸宅がミュージアムになっている
チャップリンの書斎、リビングルーム、食堂などを当時のままの姿で見
ることができる。チャップリン、親交のあったソフィアローレン、アインシュタイン
らの、本物そっくりの蝋人形もすばらしく、楽しい。
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 庭園も広くて、すばらしい。散策できるように道がつくられている。
チャップリンの映画を思い出しながら、巨木が育っている庭を
ゆっくりと散歩するのもいいものだ。
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スイス個人旅行⑦チョコレートトレインに乗る

6月6日
 すごく楽しみにしていたチョコレートトレインに乗る日になった。
天気は雨の予報だが、とてもワクワクする。電車はプルマンカー。
「プルマン」というのは食卓を持つ高級座席車のことらしい。
完全予約制なので、日本で予約済み。予約が取りにくいそうだが、
取れてラッキーだった。
 モントルーの駅に行くと、もう電車は止まっていた。ホームにある
受付デスクで受付を済ませ、首に掛けるカードとチョコレートをもらう。
カードには今日の予定、各地の集合時刻が書かれていた。
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 車内はどんな感じなのかなと期待しつつ、さっそく乗り込む。
私たちは向かい合わせの2人席。柔らかいソファーのシートに木製の
折り畳みテーブル。天井、ドアは木製で、丸いライトがやわらかい光を
放っていた。通路には絨毯が敷かれている。ワアー、いい感じ!
優雅な雰囲気だ。1両に約30人ぐらい乗れそう。これが2両連結
されている。
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 8時44分出発。外は雨が降り出している。残念だけど、しかたない。
窓の外には牧草地に放牧されている牛や、森の中にポツンと屋根が見えたり、
のんびりした風景だが続く。
 発車してしばらくすると、スタッフがワゴンを押し、チョコクロワッサンとホット
チョコレートをサービスしてくれた。この日は朝食を抑え気味にしてきたから、
おいしくいただいた。幸せ!
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 9時半頃、モンボボン駅に到着。ここで皆バスに乗り換えるのだ。
もっと電車に乗っていたかったな。2階建てバス1台でグリュイエールに
向かう。最初の見学場所「ラ・メゾン・デュ・グリュイエール」に
20分ほどで到着。
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 入口で熟成期間の違う、小さなグリュイエールチーズが3つ入った
パックが配られた。日本語のガイダンスを借り、耳に当てながら、見学コース
を進む。歴史やチーズに関することが説明されていたり、昔の道具があったり。
実際にいまチーズをつくっているところをガラス越しに見ることもできる。
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 チーズの熟成庫にはたくさんの丸いチーズが棚に並んでいた。
ショップもあり、チーズフォンデュ用の鍋、キッチン用品、チョコレート、チーズ
などを買うことができる。おしゃれなレストランも併設されている。
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 約1時間後、またバスに乗り、10分ほどでグリュイエール村に移動。
ここでは約2時間半のフリータイム。各自昼食をとったり、買い物を
したりする時間になっている。
 バスを降りてゆるやかな坂道を少し歩くと、村の中心に出る。
雨が強く降っていて傘をさしながら、可愛い村を写真に収めるのに必死。
レストランやお土産屋さんが軒を連ね、小高い丘の先にはグリュイエール城
がある。
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 私たちは「パノラミック」という名前のレストランに入った。
ガラス張りで明るく、眺めのよいレストランだった。もちろんラクレットを注文
すると、何やら鉄製の器具がテーブルに置かれた。これでチーズを溶かす
のだろう。やり方を教わって、チーズが溶けたら、ナイフで取って、
小さなジャガイモやピクルスにからめていただく。
けっこう大きなチーズだったが、完食!白ワインとよく合う。おいしかった。
ずっと食べてみたかったので、本当に感激。
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 食後はグリュイエール城に行ったが、雨が激しくて、景色もぼんやり。
集合時間まで村の中を散策。お土産物屋さんにはカウベルやナイフ類が。
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 13時40分集合なのに、その時間になってもバスが来ない。
雨の中皆で待っていると、10分ほど遅れてバスが到着。
 次はカイエ・ネスレのチョコレート工場に向かう。ブロというところにある
のだが、周りには何もないようなところに突如立派な工場が建っている。
来訪者がすごく多い。次から次へやってくる感じだ。
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 見学コースはまるでテーマパークのアトラクションのようで、歴史がわかる
ようになっていた。ここでも日本語の音声ガイダンスあり。
 最後はたくさんの種類のチョコレートを試食できるようになっている。
たぶん10種類ぐらいはあったのでは。その後はショップに行き、もちろん
チョコレートを購入。そこらじゅうが甘いチョコの香りでいっぱい。
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 1時間半ぐらい楽しんで、バスでモントルーへ戻った。バスから
グリュイエール城がかすんで見えた。
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 雨の1日だったが、楽しいワンデートリップだった。個人でこれだけ
回るのは大変なので、このチョコレートトレインはお勧めだ。
 

スイス個人旅行⑥モントルー~モルジュ~ローザンヌ

6月5日
 今日は遠出をせずに比較的近いところ、ローザンヌとニヨンの
間にある街、Morgesとオードリーへプバーンが晩年暮らした
Tolochenazを楽しむ予定だ。
 モントルー8時47分発の電車でローザンヌに行き、そこで
乗り換え、Morgesまで行った。40分ほど。
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 今日は水曜日なので朝市が開かれているはずなので、まずは
旧市街のほうへ歩き出した。通りの両側に花、野菜、チーズなどを
売るテントが並んでいる。カフェもあり、朝からたくさんの人が
楽しそうにお喋りしている。
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 朝市の通りから、レマン湖の湖畔の道へ出てみる。
アッ、白鳥の親子だ!のんびりと泳いでいる、可愛い姿に遭遇。
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 しばらく行くと、モルジュ城が見えてきた。お城の前は
ヨットハーバーになっている。
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 モルジュ城はいまは軍事博物館となっている。庭には噴水があり、
花々が咲いていた。この城の前に観光案内所があったので、
マップをもらった。
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 このモルジュ城の裏手にある公園では毎年チューリップ
フェスティバルが行われ、たくさんの種類のチューリップが
咲きそろうようだ。ちょっと時期が遅かった!でも、この公園は緑が多く、
中でも巨木が目立ち、憩いの場所となっているようだ。
湖畔沿いには遊歩道があり、レマン湖を見ながら、
心地よいウオーキングが楽しめそうだ。
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 私たちは駅方面に戻り、702番のバスでへプバーンのお墓参りへ。
「Portail」という停留所で下りる。墓地はTolochenazの丘にあるのだ。
駅から10分弱で到着。
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 来た道路を少し戻ってガード下を進むと、前方にピンクの塀の墓地が
あらわれる。門を開けて入りると、右手にへプバーンのお墓があった。
十字架にはレイが掛けられ、花々に囲まれていた。そっと手を合わせた。
 緑の麦の穂がさわやかな風に揺れ、畑がどこまでも続き、のどかで
ゆったりと時間が流れているような、ホッとするようなところだった。
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 また、バスでMorgesの駅に戻り、ローザンヌへ。
 ローザンヌの駅前はいま行ってきたところとは違い、大都会。
駅前ではここも市が開かれていた。かなり気温が高く、暑い。人も多い。
ローザンヌは坂道が多く、道が入り組んでわかりにくい。
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 まずは旧市街の高台に建つローザンヌ大聖堂へ。
スイスでいちばん美しい大聖堂と言われているそうだ。
早速急階段が続く。階段を上りつめると、次は屋根のついた木の階段を上る。
正面にゴシック様式の巨大な大聖堂が堂々と建っている。
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 大聖堂に行く前にまず展望台へ。階段を上がりきったところから
右手のほうに進むと、展望台に出る。レマン湖、アルプス、ローザンヌの
街並みが一望できる。
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 大聖堂の中に入ると、荘厳な感じ。立派なゴシック様式の柱、
光に照らされて美しいステンドグラスがを見ることができる。
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 少し歩くと、サン・メール城が見えてくる。いまは州庁舎になっているそうだ。
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 下り坂を歩いてローザンヌ駅に戻った。
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スイス個人旅行⑤モントルー~シャモニー・モンブラン

6月4日
 今日も天気はよさそうだし、予定通りシャモニー・モンブランへ。
モントルー発8時12分の電車でMartignyへ。そこからモンブラン・エキスプレス
に乗り、Vallorcineで乗り換え、Chamonix Mont-Blancへ行く予定だった。
 ところが、Martigny駅で「シャモニーに行くにはバスターミナルへ」と言われ、
すごく慌てた。電車に乗り換えるはずが、バスだとは!どういうこと?
予期せぬ出来事で、大慌てでバスターミナルを探す。どこかな?
発車時刻が迫っている。人に聞いて、やっと見つかり、走る、走る。
バスターミナルの場所を知っていれば、そう慌てないのだが、
何しろ初めての場所だから無理。焦った!
 バスに乗り込むと、ほぼ満席状態。キョロキョロしていると、近くの人が
補助席を倒せば座れると教えくれて、やっと座席を確保できた。やれやれ。
私たちが最後の乗客だったようだ。
 間もなくバスは発車。なぜバスに変更になったのかわからないまま。
だけど、しかたない。従うしかないもの。バスは急坂をものすごいスピードで
力強くグングン上がっていく。電車だったら見えなかっただろう景色が目に
飛び込んでくる。だけど、すごいスピード!道も空いている。
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 しばらくすると、シャモニーに行く人はここで降りるようにアナウンスが
あったらしい。フランス語のアナウンスではわからない。
数人がそこで降り始めた。私たちは運転手に「シャモニー?」って聞いたら、
そうだというように指をさし、駅のホームへ案内してくれ、
数分で電車が来ると、英語で言っていた。そこはLe Chatelardという駅だった。
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 少しすると、電車がやってきた。不安に思いつつ、皆それに乗った。
ところが、その電車はVallorcineが終点でまた下された。
そこでChamonix Mont-Blanc行きのモンブラン・エクスプレスを待った。
ここからはフランスの管轄。フランスのSNCFの車両が来て、無事乗車。
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 これで安心して、外の景色を楽しみながら、Chamonix Mont-Blancへ
行けそうだ。車内は窓が大きく、山々がよく見える。緑の草原の向こうに
雪山。山小屋のような駅舎。絶景の連続ですごく楽しい。
30分ちょっとで到着した。
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 Chamonix Mont-Blancの駅舎が素敵だ。後方には雪山が輝いている。
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 私たちはまずモンタンヴェール展望台へ。
駅を出て、右方向にある鉄橋を渡ると、登山電車の駅がある。
その前には昔活躍した蒸気機関車が飾られていた。
赤い登山電車は木製の座席。シャモニーの街を眼下に見ながら、
針葉樹の中をグングン上っていく。約30分で到着だ。
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 青空が広がって、爽やかに空気に包まれる。全然寒くなくて、よかった。
標高1910mのテラスに立つと、正面にそびえ立つグランド・ジョラスの
岩峰が目に飛び込んでくる。すぐ足元にはメールドグラス氷河が蛇行して、
その姿を見せている。
 何という景色だ。自分がこんなところにいるのが信じられないくらい。
絶景の連続!氷河はもっと真白なのかと思っていたが、灰色を帯びていた。
 そしてこんな高い場所にレストランがある。私たちはここ山の景色に
浸りながら、サンドイッチとコーヒーを味わった。
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モンタンヴェールから戻って、シャモニーの街歩きを楽しんだ。
ところが、すごく暑い、暑い!何と33度もある。異常気象なのかな?
アルピニストの登山基地でもあるので、登山用品のお店やレストラン、
お土産物屋さんが並んでいる。アルプスの雪解け水が音を立てて
流れていた。どの角度で見ても、絵になる風景ばかりだった。
 モンブランの山の姿をしっかり見たかったら、シャモニーから、
ロープウェイでプレヴァン展望台に行くといいらしいが、6月9日からの
運行でいまは動いていないので諦めた。残念。
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 帰りはバスに乗り換えることなく、モンブラン・エキスプレスで
帰って来られた。登山電車は崖が切り立ったキワキワの急坂を下りていく。
さすがカーブのところはゆっくりと走っている。崖崩れでも起きたら、
線路はすぐに流されそう。怖い!
こんなところにまで鉄道を敷いたこと自体に感心する。だからこそ、
いま大勢の観光客がスイスに押し寄せているのだろう。




スイス個人旅行④モントルー~エヴィアン

6月3日
 今日はスイスからフランスへ渡る。ミネラルウオーターで有名な
エヴィアンへ。
モントルー8時20分発の電車でまずローザンヌへ。ローザンヌで
メトロに乗り換え、船着き場のあるウーシーへ。
メトロのローザンヌ・ガレ駅、何とホームが平らでなく、傾斜があり、
立っていると、平衡感覚がおかしくなる。
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 港には何艇かの船が停泊している。私たちはあの蒸気船のような
船に乗れるのかな、それとも青と白の船かな?
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 9時25分発の船は蒸気船ではなかった。船内には1等客室と
2等客室がある。私たちは2等。2等船室内にはテーブルがあって、
ゆったりとくつろげる。
船尾のデッキに出ると、ローザンヌの街が遠くに見え、どんどん
離れていく。風が強く当たるが、心地よい。
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 やがて、前方にエヴィアンの街が見えてくる。
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 ローザンヌから35分ほどでエヴィアンに到着。
街にはこんな風景が。
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 エヴィアンにはフニクラという無料の登山電車がある。
ここが駅の入口。レトロな感じで、この先に乗り場がある。
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 可愛い電車で、車両の前に大きな木箱が連結されている。
これはベビーカーや自転車を乗せるため。この気遣いすごいな。
とりあえず終点まで行ってみる。
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 終点の駅から、そのあたりをぶらぶら散策。立派な造りの家ばかり。
テニスコートがあったり、白馬がいたり、素敵なたたずまいのホテルが
あったり、ちょっとした別荘エリアみたい。
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 次はエヴィアンの水が湧いているカシャの泉を目指す。
ガイドブックには道路に埋め込まれている、エヴィアンのしずくを
たどれば行けるとは書いてあるのだが、しずくの示す方向がわからず、
行ったり来たり。
 ついに見つけた!空ボトルを手に数人並んでいる。
タイルで装飾された壁面から水が流れている。地元の人だろうか。
何本もの大きな瓶に水を入れている人もいる。
私も空のボトルを用意していたので入れて、飲んでみる。おいしい。
スイスの街中では500ccのエヴィアンが400円近くしているのに、
ここは水源地だけあって無料、飲み放題だ。
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 ここだけでなく、街中にはこんな素敵な水飲み場も。
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 また登山電車で戻り、レマン湖の見えるレストランでランチをして、
船でローザンヌに戻った。
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スイス個人旅行③モントルー~ラヴォー地区~レ・プレイヤード

 6月3日
 今朝も晴れわたって気持ちがいい。
さすが観光地、朝早くから清掃車が音を立てて、プロムナードを
清掃している。朝6時すぎにホテル近くのパン屋さんに行く。
焼きたてクロワッサンとレザンを買い、コーヒーを沸かして、
テラスのテーブルでレマン湖を眺めながらの朝食。最高!
 さわやか空気が流れ、レマン湖には白鳥が静かに泳ぎ、
鳥の鳴き声も聞こえてくる。非日常感がいい。
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 今日は世界遺産のブドウ畑のあるラヴォー地区へ。
モントルーとローザンヌの間に広がる丘陵地帯で、1000年以上
前から、修道士たちが斜面を開拓し、石垣を築き、ブドウを栽培
していたそうだ。そのブドウ畑を訪ねるのだ
 モントルー8時56分発の電車でヴヴェイへ。ヴヴェイで乗り換え、
9時半前にシェーブルへ到着。ここからブドウ畑をウオーキングだ。
高台にあるシェーブルの駅舎はピンク色の壁で、絵本に出てくる
ような可愛い佇まい。こういうのを見ると、すごく楽しくなる。
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 このあたりの家は皆しゃれた造りで、庭もよく手入れされていて、
美しい。ブドウ農家なのだろうか。あちこちにワイナリーもある。
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 足元からレマン湖に向かっての斜面はブドウ畑だらけ。何しろ
急な斜面にその地面の傾きに沿って、びっしりとブドウが植えら
れている。日本の段々畑とはちょっと違うかな。さぞ作業が大変
だろうなと想像する。畑の中には機械は入れないだろうし、皆
手作業なのだろう。ブドウ畑はレマン湖の湖畔まで迫っている。
 ブドウ畑の中に小さな村が点在し、キラキラ輝くレマン湖の向こう
には2000m級の山々。私たち以外にだれもいない。
この景色をひとり占めできた贅沢な時間。
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 リヴァ村にはビジターセンター「ラヴォー・ヴィノラマ」があり、
ワインの試飲ができる。私たちは外のパラソルの下で試飲した。
ラヴォー地区でつくられた3種類の白ワインをテイスティング。
ブドウ畑を見ながら、地元のワイン飲めるなんて、幸せ!
ブドウ畑の中を歩いてきたせいもあって、とってもおいしい。
スタッフが地図で産地を説明してくれ、3種類のワインの特徴も
教えてくれた。
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 近くのリヴァ駅から、一駅先のサン・サフォランに行く。駅から
急な坂道を上がると、村の中心あたりに着く。
 「オーベルジュ・ロンド」でスイス料理のランチをいただく。
人気のレストランだが、まだ人はあまりいなかった。赤いテーブル
クロスの上にはワイングラスが並べられ、部屋のつくりもおしゃれ。
そこで絶品の魚料理と地元の白ワインを味わった。
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 サン・サフォラン駅からヴヴェイ駅に戻った。午後はレ・プレイヤードへ。
ヴヴェイ駅からMOBの登山電車で40分ほどのところ。
ここでの楽しみは「5月の雪」と呼ばれる、ナルシスの花を見ることだ。
ちょっと時期が遅いかなと思いつつも、大いに期待して向かった。
電車を下り、坂をちょっと上ると、草原があらわれ、ナルシスが咲いていた。
群生していると、雪が降ったように見える。水仙の花のような形で、
ゆらゆら風に揺れている。顔を近づけると、甘い香りがした。
この丘からは針葉樹林の向こうにアルプスの山々を見ることができた。
パラグライダーを楽しんでいる姿も青空の中に見えた。楽しそう!
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 15時40分の登山電車でヴヴェイに戻り、乗り換えてモントルーへ。

スイス個人旅行②モントルー~ロッシェ・ド・ネ展望台

6月1日
 今日はニヨンから、7連泊するモントルーへ移動。
ニヨン発8時44分発の電車に乗り、50分ほどでモントルーに到着。
ホテルまで歩き、荷物を預け、ロッシェ・ド・ネ展望台へ向かうのだが、
その前にレマン湖畔を少しだけ散策。
 湖畔には色とりどりの花々が美しく飾られ、湖の向こうには雪を
まとったアルプスの山々が望める。どの角度で見ても、どこも素晴らしい
景色。思わず「ワアー、きれーい」と言ってしまっている。
モントルーはジャズフェスティバルでも有名で、7月のフェスティバルの
準備もあちこちでされている。花壇のフェンスには音符が並び、
あちらこちらにアート作品があって、楽しいプロムナードだ。
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 ロッシェ・ド・ネ展望台に向け、モントルー発10時17分の登山電車に
乗り込む。急勾配を上る電車の窓からはレマン湖とモントルーの町が
どんどん小さくなっていく。
 しばらくすると、そそり立つ岩山が眼前にあらわれた。次々に変わる
景色に目が釘付け。皆カメラ片手に右を向いたり、左を見たり、忙しい。 
やがてあたり一面の岩肌に真っ白な雪。輝いてまぶしい!
50分ほどで展望台に到着した。
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 展望台は標高2030m。さぞ寒いんだろうなと予想していたが、
風もなく、寒くもなく、快適な気温だ。電車の乗り換えもなしに
座ったままこんな高いところに来て、こんな絶景を楽しめるなんて、
本当に素晴らしい!スイスの鉄道のすごさをしみじみと感じる。
いままで見たことのない絶景がずっと連なっている。
テラスには青いパラソル、真白なデッキチェアーが並べられ、
ゆったりと絶景を楽しめる。本当に贅沢な時間を味わえた。
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 私たちは絶景を楽しめるレストランでサンドイッチ、サラダ、
白ワインのランチを。澄み切った青空に映える雪山の姿を見ながら
の食事は最高だ。

 展望台発12時10分発の電車に乗ろうと待っていたら「トラブルが発生
したので、この電車は運休」というアナウンス。次の13時11分発に乗る
ことになった。ところが、出発時刻になっても電車が来ない。本当に来るの
かしら。ホームから電車が上がってくるのが見えるので、皆今か今かと
待っていた。定刻を15分過ぎた頃に雪の中を力強く上ってくる電車の姿
が見え、ひと安心。頼りになるのは鉄道だけなのだから。
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 無事モントルーに到着。モントルーに戻ると、暑い!
30度ぐらいあるのではないか思う。いままで山の心地よい空気の中に
いたから、余計にそう感じるのかな。でも、暑い。
スイス=涼しいという思いを変えなくては。

スイス個人旅行①イヴォワール

 夫婦2人で11日間スイスを旅してきました。
事前に8日間有効のスイストラベルパスを購入。それとWi-Fiの
ルーターを借りることにし、ネットで注文し、成田空港で受け取った。
スイス11日間で約6000円。iPhoneとiPadの2台で使用し、
とても便利だった。
 5月30日に成田空港からジュネーブへ向け出発。パリCDGで
ジュネーブ行きに乗り継ぎ、1時間ほどで到着。
それからの移動は大変なので、空港からカルナヴァン駅まで無料
の電車(Unireso)に乗り、そのままジュネーブに1泊。
 ジュネーブの駅にはスロープが設置されていて、重いラゲージ
を運ぶ旅行者にはとても助かる。階段のみだと、本当に辛い。
スロープだと、自転車でも、車椅子でも、助かるのだ。
人に対しての優しさを感じた。ホームの掲示板には次に出発する
車両の1等、2等の位置がわかるようになっているし、発車時刻が
近づくと、アナウンスが流れる。フランスではこの案内がなかった
ので、大変な思いをしたこともある。
 翌日、5月31日電車でニヨンに向かった。宿泊するホテルに
荷物を預け、行動開始だ。今日はフランスのイヴォワールへ。
ニヨンの船着き場まで歩いて行く途中、ある眺めのよい公園に
出た。地元の人が指をさし「あれがモンブランよ」と教えてくれた。
レマン湖の向こうに真白なモンブランが見えた!輝いていて、
美しい。旅のスタートに憧れのモンブランが見えて、何かいい予感。
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 9時55分発のイヴォワール行きの船に乗る。
船の前方にはフランスの国旗、後方にスイスの国旗が掲げられて
いる。きょうはスイスは祭日なのかしら。子供連れのファミリーが
多いし、犬を連れた人もいて、賑やかだ。レマン湖の透き通る
ブルーが本当に美しい!20分ほどでイヴォワールに到着した。
 船着き場には赤いゼラニウムがきれいに飾られ、私たちを歓迎して
いるようで嬉しい。スイスからフランスへ入ったのだが、
何のチェックもない。国境を超えるのに。何か不思議。
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 船着き場からはすぐそこにイヴォワール城が見える。17世紀以降、
イヴォワール男爵の居城になり、今もその子孫が住んでいるそうだ。
レマン湖と古城とアルプスの山々。絵になる景色!。
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 イヴォワールは、4つ花レベルの「美しい花の村」だけあって、
村じゅうに花が飾られている。レストランや土産物屋さんでは
ディスプレーや看板に工夫がされている。のんびり歩いているだけで
とっても楽しいところだ。人口が500人ほどだが、年間60万人ほどの
観光客がやってくるらしい。絶対お勧め!
小さな村なので10分ほどで端から端まで歩けるようだ。
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 私たちはピザとグリーンサラダ、白ワインでランチをとった後、
13時25分発の船でニヨンに戻った。ニヨンの船着き場にはこれから
イヴォワールに行く人たちの長い列ができていた。

 日没近い、夜9時すぎにニヨン城に行き、そこのテラスから夕日に
染まるモンブランを見た。ピンク色に輝くモンブランは本当に美しかった。
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南仏イエールにチョイ住み

 6月上旬、南仏イエールのアパルトマンで住んでいるように
旅する”チョイ住み”を体験してきました。そのアパルトマンが
素晴らしかったので、ご紹介したいと思います。
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 それはAppartment d artiste。Booking.comで予約しました。
SNCFのイエール駅から徒歩で10分ほど。スーパーマーケット、パン屋さん、
魚屋さん、八百屋さんも歩いていける距離にあるのが魅力。

 住宅地にある1軒家の2階部分の96㎡というスペース。
居間、食堂、ベッドルーム2、キッチン、バスルーム、トイレ、バルコニー。
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 1階は芸術家のオーナーご夫婦が住んでいらして、宿泊者は
その2階を自由に使える。外階段を使って自由に出入りできる。
門の鍵と2階のドアの鍵を渡される。ドアの鍵は3か所でセキュリティ
は万全。

 奥様が手入れされている庭も美しい。レモンが実っていたり、
アーティチョークは大きな蕾を持っているし、アロエが咲いていたり、
日本の庭とは違い、南仏らしい多くの種類の植物が
育てられている。
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 私のお気に入りはこの素敵なキッチン。
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 電子レンジ、IHレンジ、食器洗い機、コーヒーメーカー、
冷蔵庫、電気ポット、鍋、フライパン。食器洗い用の洗剤、スポンジ、
ふきん、キッチンペーパー。コーヒー、紅茶、塩、こしょう、オリーブオイル、
クルミのビネガー。パン切りナイフ、フォーク、スプーン、テーブルナイフ。
冷蔵庫の中にはロゼワイン、オレンジジュース、バター、ジャム、
ミネラルウオーター。
 もちろん数々の食器、グラス、ランチョンマット、コースター等々。
何でも揃っているのに驚かされた。それにそれぞれがおしゃれ。
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 オーナーの作品の数々がお部屋に飾られていて、ミュージアムのようでした。
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 ただ、残念なことにオーナーご夫妻はフランス語しかしゃべらないので、
フランス語がわからない私たちとはタブレットの翻訳機能を使っての会話でした。
英語を話してくれたらなという思いでした。

リヴィエラ海岸を巡る⑦ジェノバへ

6月8日。
 涼しくて気持ちのいい朝。きょうも晴れている。
朝食はホテルの屋上のテラスでいただく。昨日買ったバナナとレモン、日本
から持ってきたシリアルバー、コーヒー。準備が大変。部屋の玄関を出て、
螺旋階段を上って、屋上のテラスのテーブルまで運ばなければならない。
でも、世界遺産の絶景の中での朝食!最高だ。
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 朝食後、港のほうまで下りて行った。朝なので昼間のような賑わいはまだ
なく、静か。
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 10時前にホテルをチェックアウトしようと思ったのだが、オーナーが
どこにもいない。チェックインのときに宿泊代は前払いしたので、
用がないと言えば、ないのだが、何だか変。しかたなく、部屋の玄関ドアに
鍵をかけたまま、何も挨拶することもなく、ホテルに別れを告げた。
 駅までの道は下り坂だけど、今度は助っ人なし。最大の注意を払い
ながら、ゆっくり、休み休み駅まで行く。民家の壁にこんなものも。
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 さあ、きょうはこれからジェノバに向うのだ。
1つ先の駅、モンテロッソまで行き、そこで10時54分発のインターシティに
乗る。モンテロッソのホームで待っていると、直前に電車の到着ホームが
変更になり、慌てて移動する。
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 インターシティは2等車でも全席座席指定。インターシティは乗車券を購入と
同時に席が決まってしまう。切符をよく見て、何号車か確認。実際の電車には
ドアのところに、例えば2号車だったら「carrozza2」と書いてある。
ちなみに乗る前に切符を刻印機に通して刻印しておかなければならない。

 ジェノバは大きな駅で、エレベーターも設置されていた。駅構内のカフェで
軽くランチを済ませ、タクシーでホテルへ。ジェノバは大都市だけあって、人も
車も多く、小さな村々を巡ってきた私たちにとっては何だか落ち着かない。

 旅の最後はすてきな老舗のホテルのHotel Bristol Palace。
Palaceという名前のとおり、豪華な内装で優雅な気分に浸れそうだ。
明日は半日ジェノバ市内を散策して、ミュンヘン経由で帰国する予定。
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 おまけです。旅行中の食事を描いたものと、現地でのスケッチです。
ご笑覧下さいませ。
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リヴィエラ海岸を巡る⑥ヴェルナッツアへ

6月7日
 快晴の朝。ここポルトベーネレはムール貝の養殖が盛んで、ホテルの
すぐ前の海も養殖場になっている。朝、ムール貝を獲る小舟をいくつか
見かけた。大きなクルーズ船がちょっと離れたところに停泊している。
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 このホテルの私のいちばんのお気に入りはここ。オープンになっていて、
海風が直接感じられ、対岸には世界遺産のパルマリア島も見える。
正面に見える岸辺は海水浴場になっている雰囲気。
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 きょうはヴェルナッツアに行くのだが、午前中時間があるので、
そのパルマリア島へ。渡しの船は1人往復4.5ユーロ。9時発に乗り、
5、6分で到着。島から見る村の景色がまたまた美しい。
朝日が当たって、透明な海とともにキラキラ輝いて見える。
何てきれいなんだろう。現実の世界ではないような世界だ。
 昨日見てきたサン・ピエトロ教会の姿を海越しに見ると、断崖にスクッと
立つ姿が何とも言えず美しい!夢のような景色のオンパレードだ!
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 パルマリア島10時発の船で戻り、11時半頃、ホテルのシャトルバス
(有料)で出発し、12時頃ラスペッツァ駅に着いた。
12時45分の電車で、4つ目のヴェルナッツァ駅へ。電車は満席状態。
5日に一度来ているが、きょうはここに宿泊する。

 だが、大きな問題があったのだ。5日に下見しておいたホテルまで
の道。あの狭い急な階段を重いラゲージを持って行かれるかということ。
考えた末に、荷物の一部を主人がリュックに入れ、持てるものは持って、
先にホテルへ。私は駅のホームで2つのラゲージとともに待っていた。
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 駅の案内板を見ていたら、駅の中の移動にポーターを有料で頼める
ようになっていた。駅にエレベーターがないので、こんなサービスがある。
荷物預かりもしてくれるらしい。ホテルまで荷物を運んでくれるサービス
があったら、もっとよかったのに。
 20分ぐらいして戻ってきた主人と、今度はそれぞれラゲージを持って
ホテルへ。でも、ホテルのご主人が迎えに来てくれて、私のラゲージを
持ってくれたので助かった!
何とか無事にホテルに到着。やれやれ。ホッ。
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 ここは4部屋ぐらいしかない。絶景を売りにしている
Affittacamere Elisabettaという小さなホテルだ。、ホテル全体が複雑な
つくりで、どこまでがホテルで、どこからが隣の建物なのか、よくわからない。
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 オレンジ色の玄関ドアの鍵を渡され、中に入ると、一応のものは揃っている
けれども、狭いなあ。
食事はついていないが、コーヒーや紅茶、お皿、ナイフ、フォーク、スプーン、
マグカップ、ワイングラス、ナプキンなどが用意されていて、自由に使える。
小さな冷蔵庫、ドライヤーもある。お風呂はシャワーだけ。
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窓を開けると、断崖絶壁の岩場がすぐ近くに迫っている。ドアを開けて、
小さなテラスに出ると、雑誌の写真で見ていた絶景がバーンと目に
飛び込んできた。すごい景色だ。正面にお城の塔、その手前に
色とりどりの家々、断崖、青い海。こんな景色を独り占めできる
のだから、まあ、これまでのことは許そうと思える瞬間だ。大感激。
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 この後、この風景を部屋からスケッチしていたら、しばらくして、
すぐ近くでヘリコプターの轟音!何事かと思って、屋上に上がってみると、
ヘリがゴミを収集していたのだ。車も入れないところだから、こんな手を
使うのだな。私たちもヘリで運んでもらいたいかったな。
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夕方になって、街を散策。ヴェルナッツアの絶景をもう少し高いところ
から、眺めてみようと、また急な坂を上ってみた。圧巻である。断崖の
上に肩を寄せ合うように家並が続き、その先には真っ青なリグーリア海。
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さらに上に上がっていったところにレストランがあった。
それこそ断崖にへばりつくような姿で、白いパラソルが海風に耐えていた。
レモンチェッロで喉を潤し、しばし、絶景を堪能する。
本当にこんなところにどうやってつくったのだろうか。地震の多い日本では
とても考えられない。
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 ホテルには食事がついていないので、港近くのレストランで夕食を食べ、
スーパーに寄り、明日の朝食用にバナナとレモンを買い、ホテルに戻った。
本当に足腰が丈夫でないと、この村は何をするにも大変だなとつくづく思う。
 

リヴィエラ海岸を巡る⑤ポルトベーネレ

6月6日
 今朝は涼しくて、気持ちのいい朝だ。ホテルでゆっくり朝食を楽しみ、
午前中は港の周辺でスケッチをする予定だ。港でスケッチポイントを
あれこれリサーチ。どこも絵になる風景で美しい!「ヴィーナスの港」と
呼ばれているのも大いに納得できる。
 あまり人が通るところでは落ち着かないし、世界遺産の建物と
その姿が海に映り込んでいる美しい風景を描きたいということで、
やっと腰を据える場所を決め、小さなスケッチブックに描き始めた。
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 色とりどりの積み木のような建物は構造がややこしくて、難しい!
背中に強い陽ざしを浴び、ときどき吹く海風を感じながら、楽しい時間を
過ごす。周りで絵を描いている人はいないが、犬を連れて散歩している人、
写真を撮りに来る人、これからヨットで出かけるような人が行ったり来たり。
1時間半ほど経ったら、暑くて、やっていられなくなり、ここまでということで、
スケッチ終了。続きはホテルでと。

 喉が渇いたので、港のピッツェリアで思わずビールをゴクン。
ピザ、シーフードフリットでランチを済ませた。マルシェが閉まる寸前
だったが、チェリーを少しと、桃1個、ネクタリン1個を2ユーロほどで購入。
新鮮で、色も鮮やか。ホテルの冷蔵庫で冷やしてから、食べよう。
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 ホテルに戻った後、部屋でひと休みして、いよいよ街を散策することに。
旧市街地への門をくぐると、そこはカッペリーニ通り。
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 狭い道の両側にお土産物屋、パスタやジェノベーゼペースト、ワイン、
フォカッチャなど、地元の名産品を売るお店、カフェ、レストランなどが
連なり、ワクワクするような通りだ。それぞれのお店で個性的な飾りつけ
をしていて、見るだけでも本当に楽しい。
 私はこういうところをぶらぶら歩きしながら、見るのが大好き!
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 石畳を上りつめると、岬の先端の断崖にそびえるサン・ピエトロ教会
の美しい姿が見えてくる。教会に行くエントランスの道は色の違う石を
組み合わせた石畳になっていて、美しさを増している。大理石の
ストライプ模様が空の青色に一段と映えている。
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 教会の向かって右側を進むと、ロマネスクの柱廊があり、アーチの
先には青く輝くリグーリア海が見える。ここポルトベーネレは詩人バイロン
が愛した風景としても知られている。どこを見ても、絵のような美しさだ。
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 サン・ピエトロ教会を背に街の中心のほうに向かうと、サン・ロレンツォ教会
があり、2つの塔が建っている。
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 ここからは城塞の石畳と進むと、石垣には花が咲き、のどかな村の雰囲気だ
が、その先に急な階段が何段も続いた。つまずいたら、大変なので、しっかり
足元を見て下りなければ!
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 きょうの夕食は散策のときに予約してきた、サン・ピエトロ教会の真下にある
Ristorante le,Bocchaだ。絶景レストランとして、人気が高いそうだ。
海を行き来する船をすぐ近くで見られて、最高のロケーションだ。
 本当だったら、テラス席がいいのだが、強い風が吹いていたので外ではなく、
中の席にしてもらった。シーフードをふんだんに使った料理の数々。
量も食べきれないほどたっぷりあって、どれも美味しかった。
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 港の周辺に明かりがともり、そんな風景を見ながら、ホテルに戻った。
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リヴィエラ海岸を巡る④チンクエテッレへ

6月5日。
 きょうは今回の旅行の最大の楽しみ、1997年に世界遺産に登録された
チンクエテッレを船で巡る。
 イタリア語で「Cinque」は5を意味し「Terre」は土地を意味する。5つの村。
ポルトベーネレを出港し、リオマッジョーレ、マナローラ、ヴェルナッツア、
モンテロッソを巡る。コルニリアには船が寄らないので、4つの村ということ
になる。ちなみにここ、ポルトベーネレも同じ年に世界遺産に登録。
 空模様はまずまず。風が強いと、船が欠航になることもあるらしいが、
きょうはそれもなく、クルーズ日和になってくれた。
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 早めに朝食をとり、8時前にホテルを出発。出港は8時45分なのだが、
混んでいて乗れなかったら困るなと思い、早めに港の桟橋に行った。
並んでいるのかと思いきや、何ということはない。だーれもいない。
チケット売り場も8時30分オープン。いち早く来た私たちに同情してか、
切符売り場の人はチケットを売ってくれた。グラッツエ!
1日乗り放題の船のチケット、1名30ユーロ。これで予定どおり行ける!
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 桟橋には船が2隻停泊していて、係の人が掃除をしている。やがて、
船内に案内されて、やれやれ。船は定員350名の規模で、トイレも完備。
私たちはデッキの席に座り、ホッとひと安心。次々に観光客が乗り込んで
きて、賑やかになってきた。
 船から見るポルトベーネレの数々の建物が朝日に輝いている。陸から
とはまた趣きが違って見えるものだ。それにしても美しいな。
デッキにいると、海風が冷たい。でも、外で景色を見ていたい気分。
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 30分ほどすると、小さな入江の谷間にカラフルなマッチ箱のような建物が
見えてきた。リオマッジョーレだ。エッ、本当に実在しているんだ!雑誌など
で目にしていたが、目の前に現れると、現実離れした景色に戸惑ってしまう。
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 小さな桟橋に船が着くと、ロープをかけ、人が歩くための小さな橋を渡す。
そこを歩いて上陸だ。と言っても、すぐ岩場につくられた急な階段を上らなく
てならない。ワンちゃんを連れた観光客も何組もいた。ワンちゃんも大変そう。
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 メインストリートにはレストラン、お土産物屋さんがたくさん並び、
とても賑わっている。レンタルボート屋さんは海のレジャー用品などが
飾って楽しい。村の中心に入ってしまうと、一瞬どこに来たのか、
わからなくなりそうなくらい、都会のような賑わいだ。
かつては「小さなヴェネツィア」とも、呼ばれていたそうだ。
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 リオマッジョーレ10時35分発の船に乗り、ヴェルナッツアを目指す。
15分ほどでマナローラに到着。マナローラでは下りずに船から鑑賞。
その後、30分ほどでチンクエテッレでいちばん人気と言われている
ヴェルナッツアへ。5つの村で唯一「イタリアの最も美しい村協会」に
加盟しているそうだ。人口1000人ほどの村に、それを上回る観光客
がやってくるらしい。地元の人はどんな暮らしをしているのだろうか。

 船を下りると、海沿いに教会が目に入った。その近くで海水浴をして
いる人がいる。港の周囲にはレストランのカラフルなパラソルが並び、
観光客を歓迎しているような雰囲気。
 ここも人が多く、見上げると、断崖絶壁にレストランがあったり、
家々がある。よくこんなところに建てたな。へばりついているという表現
のほうがいいようなところもたくさんある。急な斜面に段々のブドウ畑も
広がっている。すごい風景だ。
 私たちは港のレストランは12時オープンだが、オープンすると、すぐに
満席になるほど。ここではラビオリのフィッシュソース添えを白ワインを
飲みながら、味わった。
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 6月7日にこのヴェルナッツァにホテルを予約してあるので、探してみた。
まあ、何と狭い、くねくねして、急な階段が続いた先に見つけた!
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 きょうは身軽だから、大丈夫だけれども、重いラゲージを持って、
本当に来られるのだろうか。不安がよぎる。ポーターは頼めないのかな。
景色のよいホテルなのだが、ここまですごい場所にあるとは思わなかった。
ガイドブックなどには電車の駅から徒歩5分と。どうなってるの?
この村の探検は7日にしよう。

 ヴェルナッツア13時55分発で次の目的地モンテロッソに向かう。
岩場に作られた石の階段で乗客は船が来るのを待たなければならない。
平地ではないのだ。気温も上がってきて、暑い。
 船に乗ると、15分ほどでモンテロッソに到着。船が着く、すぐ近くの岩場
では甲羅干ししている観光客がたくさんいる。海岸沿いの道を歩くのだが、
暑い、暑い!海辺にはオレンジ色と紺色のビーチパラソルが弧を描くように
並んでいて美しい。海の色は真っ青で岩が透き通って見える。
 でも、暑い。海水浴するにはもってこいのよい天気だが、こちらは辛い。
木陰に入ると、スッと海風のせいか涼しいのだが、水分補給を忘れずに
しないと、大変だ。ここの印象は美しい海水浴場といった感じだ。
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 帰りは鉄道を使うことも考えていたが、船の旅は気持ちがいいし、
座ったままでいいので、モンテロッソ15時発の船でポルトベーネレに戻る。
同じ景色でも時刻が変わると、また、違った趣があり、またもやシャッターを
切ることになった。

 チンクエテッレの村々はどこも絵になる風景の連続だった。
もちろん電車でも行けるが、やはり船だと、村全体の風景を見られるし、
村々の特徴がわかるような気がする。天候や時間のこともあるけれども、
チンクエテッレ巡りにはぜひ船に乗ることをお勧めする。

リヴィエラ海岸を巡る③ポルトベーネレへ

 6月4日
 今朝も曇っていて、涼しい。
きょうはポルトベーネレへ移動する日。どうか雨が降りませんように。
朝食後、ホテルから歩いてすぐのサンタマルゲリータ教会へ。
くすんだベージュ色の建物は重厚な感じ。
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 ホテル近くの広場にはひなげしが植わっていて、モザイクもひなげし、
イルミネーションもひなげし。ここの地名の「S.Margherita」はマルゲリータ王妃
にちなんでだと思うのだが、イタリア語で「Margherita」はひなげしのことだとか。
ああ、それでそこかしこにひなげしがあるのね。
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 チェックアウトし、駅までの緩やかな上り坂を歩く。片手に傘をさし、
ラゲージを転がし、駅へと向かった。サンタ・マルゲリータ・リグレにお別れだ。

 10時22分発の電車でラスペッツァに行くためにホームで待つ。
1等車の切符を購入していたのだが、どのあたりに1等の車両が止まるか、
わからない。ホームに何の表示もないのだ。不親切!本当に困るな。
待っていた位置が違うと、ラゲージを持ってホームを走るはめになる。
運悪く、まさにホームを走って、乗車。疲れる!
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 1時間弱でラスペッツァ駅に到着。ここはさすが観光客が多い。ここから
ポルトベーネレまでバスでも行けるが、停留所が駅前にはなく、離れた
ところまで歩かなくてはならない。しかも、その場所も正確に把握できな
かったので、タクシーで行くことにした。

 30分ほどで、きょうから3泊するポルトベーネレのホテル、
Albergo Ristorante Paradisoに到着。
 部屋はペパーミントグリーンの調度品、窓から真下に小さな桟橋が見え、
小舟がつながれているのも見える。すてきな部屋だ。
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 チェックイン後、ひとまず港のほうへ歩いて行ってみる。少し曇っていたので、
建物がくすんで見えたが、カラフルな建物が港に面して連なっている。
まるで細長い積み木を並べているようだ。こんな風景は見たことがなかった。
どうしてこんな風な建て方なの?建物の色はどうやって決めたの?
いつ頃建てたものなの?さまざまな疑問が湧いてくる。
 明日はチンクエテッレを船で巡る予定なので、乗り場とか、切符売り場を
確認し、ホテルへ戻った。明日はどんな風景に出会えるのか楽しみ!
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 きょうの夕食はホテルのレストランでゆっくり楽しむことにした。大きなガラス
窓のレストランはでは外の風景を見ながら、食事ができる。メニューを見て、
あれこれ考えて、こんなメニューに決めた。
 まず前菜の盛り合わせ、ジェノベーゼのパスタ、シーフードのフリット。
ワインはチンクエテッレの白ワイン。デザートはフルーツの盛り合わせ。
ここでのいちばんのお気に入りはフリット。イカとエビが揚げてあるのだが、
全然脂っこくなく、さっぱりして、柔らかくて、とてもおいしかった。レモンが
添えてあるのだが、サーブしてくれたボーイさんが言うには「新鮮だから、
レモンもつけずにそのままがお勧めですよ」と。本当においしかった!
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リヴィエラ海岸を巡る②サンタ・マルゲリータ・リグレ

 6月3日。
2日目のサンタ・マルゲリータ・リグレの朝はどんよりと厚い雲。
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 昨夜は大雨で心配したが、もう雨は止んでいるようだ。でも、肌寒い。
曇っていると、海の色も冴えないし、気持ちも曇ってしまう。

 朝食後、ホテルを出て、リグレの街をぶらぶら歩き。
城塞の上にはイタリアの国旗がたなびいていた。
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 まずCHIESA DI S. GIACOMO教会へ。
しばらく坂道を歩いて、階段を進んでいくと、真っ白な教会の建物が目に入ってきた。
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 いつの間にか雲が取れて、真っ青な空が広がってきた。
このあたりは歩いていると、どこからかジャスミンの甘い香りに
フッと包まれることがある。すごく幸せな気分!
そう言えば、ジャスミンを垣根にしている家もあったな。
通りのすぐ近くで柑橘類がこんなに実っている。
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 教会の前には小石のモザイクで船やイルカなどが浮かび上がっている。
歩くのも楽しくなる。これらのモザイクは海の安全を願っているのだろうか。
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 この教会の隣にVilla Durazzoという、眺めのよい庭園がある。
シュロやソテツなどできれいに整えられていて、石像などもあしらわれた
庭園だ。高台にあるので、ここからは街並と青い海とが見渡せる。
ここにある16世紀の建物にはジェノバ王国の王子が住んでいたとか。
建物はグリーンとピンクで彩られた、おしゃれな佇まい。
ベンチもあるから、木陰でのんびり時を過ごすのもいいな。
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 教会から坂道を下っていくと、海沿いの通りに出た。朝とは違って、
日が照り、暑くなってきた。リゾート地らしく、街燈にも、レストランの
テーブルにも、花が飾られ、とてもいい雰囲気だ。
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 海沿いの通りでは観光客がのんびりと散策したり、浜辺では早くも
海水浴をしたり、日光浴の人たちもたくさんいる。皆太陽が大好きな
ようだ。
 いま見てきた教会が青空のもと、白く、くっきり輝いて見えた。まぶしい。
海に目をやれば、ヨット、クルーザー船がたくさん停泊して、絵のような
風景!そんな景色を見ながら、ホテルに戻った。
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リヴィエラ海岸を巡る①サンタ・マルゲリータ・リグレからポルトフィーノへ

 5月31日に羽田を出発して、ミュンヘンに1泊、ジェノバに1泊し、
きょう6月2日、いよいよ東リヴィエラ海岸巡りのスタートです。

 ジェノバブリグノーレ駅8時48分発の電車で、サンタ・マルゲリータ・リグレ駅
に50分ほどで到着。たくさんの観光客が下りた。ここはポルトフィーノへの
玄関口になっているからだろう。ご多聞にもれず、駅にはエレベーターはなく、
覚悟して重いラゲージをヨイッショ。ところが、近くを歩いていた男性が黙って、
持ってくれて、何なく駅の外に!
ああ、助かった!心からグラッツェ!
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 駅前の石畳の坂道を下り、海岸沿いにあるはずの、予約をしてある
Lido Palace Hotelへ。チェックインの時刻より早かったが、部屋に案内して
くれたので、身支度を整えて、ポルトフィーノへ行くことにする。
 真っ青な空に、真っ青な海、街路樹のヤシの木を眺めていると、
リゾート地にやってきた感が高まってくる。気温も上がってきた。
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 ホテル前の桟橋付近には、これからポルトフィーノに行く大勢の人、人。
私たちも船の往復チケットを購入し(大人1名10ユーロ)、11時15分発に乗る。
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 満員の乗客たちは皆笑顔で美しい海、リグレの街並をカメラに収めている。
美しいコバルトブルーの海を進むこと15分ほどで、カラフルな建物が小さな
入江を取り囲んでいるのが見えてきた。

 「ああ、あそこがポルトフィーノだ。ワア、可愛い、きれい!」。

 小さな港には、高いマストを突き立てた豪華なヨットやクルーザー船が
停泊し、カラフルな建物とともに、その影が透き通る青い海に映り込んで、
とても美しい。高台にはしゃれた家があちこちに見える。セレブの別荘かな。
絵本のような、夢のような風景が繰り広げられているが、観光客はとても多い。
船が着くたびにゾロゾロ。小さな村は人だらけになってしまう。で皆が憧れる
ところだから、しかたないことだけど。
 ここには19世紀になって、世界のセレブたちが別荘を建て始めたそうだ。
セレブたちはここでどんなリゾートライフを楽しんでいるのかな。ちなみに
ディズニーシーは、ここをモデルにしているそうだ。
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 私たちは12時オープンのRistrante Pizzeria da Nicolaでランチをとることに
した。港の風景を見ながら、心地よい風を感じながら、白ワインを飲み、
シーフードピザを味わった。
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 港から見えていたストライプの壁のサンマルティノ教会に行ってみる。道の脇
に咲いているブーゲンビリアの赤紫色と青空と教会の縞模様が何とも美しい。
足元の石畳にモザイクのイルカを発見。ポルトフィーノの「フィーノ」はイルカの
こととか。
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 その後、眺めのよいという、ブラウン城に向かう。ジグザグの細い坂道を
上がっていく。ときどき木々の合間から、エメラルドグリーンの海が見える。
木陰の中を歩くのでさわやかで気持ちがいい。ちょっとしたハイキング気分。
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 約15分ほどで到着。ブラウン城の庭園に入るには1名5ユーロ。
庭にはバラが咲き、360度のパノラマが展開する。絶景だ!
美しい港が真下に見える。現実離れしたような風景にしばし見とれてしまう。
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 16時発の船でポルトフィーノを後にして、リグレに戻った。


 

ベネチアの楽しみ方②

 *ベネチアの楽しみ方②

 <お勧めビューポイント>

 まず、サンマルコ広場にある鐘楼からの眺望です!

狭い入口から入り、8ユーロを払い、エレベーターで鐘のあるところまで

上ることができる。360度すばらしい眺めが目の前に広がって、思わず歓声。

世界で最も美しい広場と言われるサンマルコ広場をはじめ、連なる煉瓦色の

屋根、船の行き交うラグーナ、遠くには島々が見え、絶景!
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 そして、私のいちばんのお気に入りはサン・ジョルジョ・マッジョーレ島の教会の

鐘楼からの眺め。9時からエレベーター(3ユーロ)で上がることができる。

サンマルコ運河の向こうにサンマルコ寺院、ドゥカーレ宮、停泊中の豪華客船、

真下にサン・ジョルジョ・マッジョーレ島内の建物等、

いくら見ていても飽きない、すばらしい景色が広がる。

この教会がベネチア全体をやさしく見守っているように思えた。
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 <お勧めの散策エリア>
 
  観光客が多いベネチアでも比較的静かで、小運河の景観、ショップ等が

ゆっくり楽しめるところとして、次のエリアがいい。

 *ヴァポレットをSalute駅で降りて、S.M.デッラ・サルーテ教会から

アカデミア美術館への路地周辺。
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 *アカデミア橋。観光客が多いけれども、ベネチアに来たら、絶対はずせない

ビューポイント。大運河に浮かぶS.M.デッラ・サルーテ教会が眺められる。
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 *ザッテレ河岸、スクエーロゴンドラ造船所界隈の小運河。
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<お勧めのホテルとレストラン>

 ベネチアには観光客が1年間に2000万人も訪れるそうだ。何しろ観光客が多い

ところ。

そんないろいろな国の人たちの様子、美しい運河に浮かぶゴンドラ、ヴァポレット、

毎日出入港する豪華客船なども眺められ、ベネチアの1日をたっぷり堪能できる

のは、やはりゆったりとしたサンマルコ運河に面したホテルがお勧めだ。

 私たちはヴァポレットのサン・ザッカリア駅の前の“Hotel Savoia & Jolanda”に

宿泊した。最上階のバルコニー付きのジュニアースイートルーム。

バルコニーには椅子とテーブルが置かれている。

真正面にサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会の美しい姿、ゴンドラ、遠くの教会

のドーム、行き交う観光客等々、ずっと眺めていたい風景が1日中見られる。
 
 朝まだ日が昇る前に、ゆっくりと姿を見せた豪華客船には圧倒された。

乗船客が甲板に出て写真を撮る、そのフラッシュが暗い中で光る。

水先案内の船がロープで先導している。わあ、すごいな。別世界!

どこをどんな旅をしているのかな。憧れの目で見てしまった。
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 イタリアに来たら、おいしい食事とワインも楽しみの1つ。

日本でもいろいろ下調べはしていくが、やはり自分の目で見ないと、という思いが

あり、夕食は下見をして、よければ、予約をしてくるということを行った。

 “Osteria Oliva Nera”

 ベネチア本島。サンマルコ運河に面したピエタ教会とホテルメトロポールの

間の道を3、4分行ったところにある。

 ベネチア料理がおいしい。お料理の名前は覚えていないが、

シーフードのお料理、ポルチーニのリゾット、イカスミのパスタが絶品。

素敵な食器に美しく盛られている。すごく落ち着ける店内の雰囲気がいい。

白ワインはヴェネト州のソアーヴェ。

店内も落ち着いた雰囲気でスタッフの女性も親切。

帰りにはオリーブオイルのプレゼントがあって感激。
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 “RISTORANTE ALVAGON”

 サンティ・アポストリ教会近くの、ゴンドラの行き交う水路沿いにある、

地元の人に人気のレストラン。

シーフードの盛り合わせ、リゾットがおいしい。

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ベネチアの楽しみ方①

 10月のベネチア、コルトーナ、ベットーレ、ピエンツア、モンテプルチアーノ、

シエナ、フィレンツェを2週間かけて巡ってきました

私なりの各地の楽しみ方をご紹介したいと思います。
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 まず水の都、ベネチアへは鉄道で行く方法もあるが、マルコ・ポーロ空港から、

船で向かうのをお勧めする。

 空港出口から5分ほどで歩けば、ALILAGUNA社の乗船口に行ける。

プカリと浮いた桟橋から、終点のサンマルコ広場まで1時間半弱。1人15ユーロ。

途中、ムラーノ島やリド島などにも寄る。
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 なぜかと言うと、水に浮かぶ島、ベネチアを実感できるからである。

遠くに高い塔や建物が見え始め、だんだんと島に近づいて行く、そのワクワク感

が何とも言えない。霧の中に表れる姿はとてもロマンティック!
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 島内はヴァポレットという、陸で言えば、路線バスのようなもので、さまざまな

路線が走っていて、これを利用すれば、どこにでも行ける。

私たちは4日間滞在なので、まず72時間券(40ユーロ)を購入。

1枚のカードで停留所の乗船口の機械にスキャンするだけでOK。

時間内であれば、何回でも乗れて、とても便利だ。
 
 ただし、路線や時間帯によっては混み合い、難民船のような状態になる。
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 ベネチアに行ったら、ぜひ乗りたいのがゴンドラですよね。いろいろなところに

乗り場があり、赤や青のストライプのTシャツを着たゴンドリエーレが

盛んに客引きをしている。

私たちはサンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会の前から乗った。

細い水路を巡るコースだった。30分で70ユーロ。大体このような相場らしいが、

コースによっても違うし、ゴンドリエーレによっても違うようだ。

 ゴンドラのシートに座ると、まず私たちのカメラでパチリと撮ってくれた。

細い水路を見事なオールさばきで、行き交うゴンドラをうまくかわしながら、

私たちにガイドをしながら、ゆったりと鏡のような水面を進む。

見通しの悪い曲がり角にさしかかると、クラクションの代わりに大きな声を出し、

知らせている。水面を渡ってくる涼やかな風、くぐる橋の上では観光客が

手を振っていたり、両側の建物を見たり、すごく楽しい。

ゴンドリエーレの口笛や美しい歌声が響き、うっとり聞き入ってしまう。

すべてのゴンドリエーレが歌ってくれるのかはわからないが、

ほかでは味わえない、すてきな時間だった
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 ベネチアには100以上の島があると言われているが、私たちはヴァポレットで

漁師の町と言われているブラーノ島を訪ねた。きっとおいしいシーフードが

食べられるだろうと期待して。

 サン・ザッカリアから⑦番のヴァポレットに乗り、ムラーノ・ファーロで⑫番に

乗り換え、約1時間ほどで到着。フォンダメンテ・ヌオーヴェから⑫番のヴァポレット

に乗れば、乗り換えなしで行ける。

 漁師の町と言われているので、鄙びた感じの島だろうなと思っていたのだが、

いやいや、びっくり。建物がカラフルな積み木のように並んでいるのだ。

どこかのテーマパークにでも来たような感じ。目に飛び込んできたのは赤や黄色、

ピンク、緑、紫の家並み。漁師が霧の中でも、自分の家がわかりやすいようにと、

鮮やかな色にしているとか。それにしてもカラフルでパレットの絵の具のようだ。

運河沿いにはレストランやお土産物屋さんが並んでいる。
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 その中で見つけました。すてきなレストラン!

“RISTORANTE AL VECIO PIPA”。日本語のメニューあり。12時オープン。

運河沿いにテーブルが並んでいて、赤い日よけの屋根で明るい雰囲気。

ミックス茹で魚“海の風味”(7種類のシーフード)と、蜘蛛カニが絶品。

器も盛り付けもすばらしい。

グラスはベネチアングラスのしゃれたデザイン。この後、同じようなものが

ほしくて探したが、見つけられなかった。お店のオリジナルなのかな。
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 (ベネチアの楽しみ方②に続きます)

 
 


 

フランス個人旅行⑩モレ・シュル・ロワン

6月10日

 きょうはシスレーの町、モレ・シュル・ロワンを

訪ねる。パリから南東に60キロほど行ったところで、

日帰りで十分楽しめるところだ。

 リヨン駅でモレ・シュル・ロワンの最寄りの駅、

MORET VENEUX LES SABLONSに行く電車の

時刻表を探したが、どうしても見つからない

SNCFのオフィスで聞いたら、

「TRANSILIEN」と言われる電車の小さな

時刻表を出してくれた。TERではなくて、

TRANSILIENだったということだった。

 リヨン発9時19分に乗り、10時5分に到着した。

この駅で降りたのは学生のほかは私たちだけ。

駅前には何もなく、駐車場があるだけだ。
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 駅前からの道をまっすぐ進んで、
 
モレ・シュル・ロワンの町を目指して歩く。

観光客もいないし、地元の人の姿がちらほら。
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 おしゃれな佇まいの家があったり、シスレーの

町らしく、外壁に画家の肖像画を描いたレストラン

があったり……。20分ほどで旧市街地に着く。
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 城砦都市なので、かつては20の塔があった

そうだが、いまは2つの門の塔が残っている。

その旧市街入口の塔をくぐる手前の左手に

ツーリズムのオフィスがある。

ここには日本語の散策ルートのパンフレットが

用意されているので、手に入れると便利
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 旧市街にはレストランやお土産物屋さん、

シスレーの名のついたギャラリーもあったりして、

この町ではあちこちでシスレーに出会える。
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 もう1つの塔をくぐると、もうそこには私たちが

見たかった風景が広がっていた
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ロワン川にはあのアーチ型のモレ橋がかかっている。

シスレーの作品に描かれている橋だ。
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ザーザーと、川の水音が聞こえてくる。

何と水量豊富な流れなんだろう。

水が溢れそうに岸辺ぎりぎりに流れているので、

大雨が降ったら、大変!

川のそばの壁には、過去に川の水が溢れたときの

水の高さが刻まれていた。

それでも、自分たちの歴史ある町を大事にして、

新しくすることもなく、保っている。素晴らしい

 石造りの古い建物、豊かな川の流れ、緑の森を

眺めていると、まさに中世の時代にタイムスリップ

したようだ。きょうは青空ではなくて、曇っている

ので、なおさらそんな感じがする。当時の服装を

身にまとった人々が表れてきそうだ。

とってもいい雰囲気。いつまでも浸っていたいな。

どこの景色を切り取っても、美しい。

シスレーはこの町を気に入り、480枚ほどの

作品を描いたそうだが、納得
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 ロワン川の岸辺に行くと、鴨がたくさんいた。

川岸の向こうには石造りの家々が並び、モレ橋が

見え、シスレーの絵そのものだ。

きっとこのあたりにイーゼルを立てたんだろうな。

この川はやがてセーヌ川に合流する。
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 ノートル・ダム・ド・モレは12世紀から15世紀にかけて

建てられた教会で、ロマネスク様式とゴシック様式。
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 教会の近くにはこの町でいちばん古い家がある。

ここは修道女たちの家で、1638年からSucre d’Orage

という大麦を使ったお菓子を作っていたとか。
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 小さな町なので、半日もあれば、見て回れる。

私たちは2時間半ほどの滞在だったが、

人も少なくて、静かな雰囲気で楽しめた。

12時23分発の電車でパリへ戻った。

 そうだ。帰ったら、シスレーの画集を見て、

きょう見た風景と当時の様子を見比べてみよう。