フランスは田舎が美しい! その4 ドルドーニュ渓谷

 5月27日
 きょうは憧れのドルドーニュ渓谷へ。
この渓谷沿いには「フランスで美しい村」に認定されている村が
たくさんあり、それらをレンタカーで巡るのだ。公共の交通機関
がないので、この地方を巡りたい私たちはレンターを選ぶこと
にした。
 
 列車に乗るのと違い、車での移動は便利ながらも、やはり緊
張する。主人には車の運転に専念してもらい、私が地図片手に
初めての道をナビゲーションしなければならない。ナビなどつい
ていない。道路の案内板も、もちろんフランス語。
 一瞬にして読めないと言うか、理解できないのだ。矢印がどち
らの方向を指しているのかがわかりにくい。
 
 「たぶんそっちでいいんじゃない」
 「やっぱり間違ったみたい」と、
あやふやなまま進んだことも何度かある。
 またフランスに多いロータリーも曲者。放射線状に道が何本も
あるロータリーでは瞬時に出る道を判断しないと、グルグルと
回ることにもなりかねない。幸い田舎道は交通量が多くないので、
助かるのだが……。でも、歩いている人も少なく、道を聞きたくて
も聞けない悩みもある。

 カオールを出発して、2時間ほどでドンムに到着。
狭い坂道を上がったところに駐車場があり、そこに車を入れた。
ドンムは丘に広がる城塞都市の1つで、とても美しい。薄茶色の
家の壁にバラの花を這わせたり、庭で花々を育てたり、思い思
いにおしゃれに飾っている。そんな佇まいが、私たちをやさしい
気持ちにさせてくれるのだ。

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 この村の丘から見下ろすと、すぐ足もとにドルドーニュ川が見
え、どこまでも木々の緑が続き、すばらしい眺めだ。さわやかな風
と初夏の日差しが何とも言えず気持がいい。

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 レストランやお土産物屋さんもあるが、まだ観光客もそう多くない
ので、落ち着いた感じである。フォファグラ屋さんのガチョウの看
板に引き込まれるようにお店の中へ。この辺りの名産のフォアグ
ラの小さな缶詰を購入(1缶4.3ユーロ)。


 ドンムを後にして、対岸5kmほどのラ・ロック・カジャックへ。
駐車場はすぐ見つかり、たしか半日で2ユーロ程度だったと思う。
ここはドルドーニュ川畔の村だが、断崖絶壁にしがみつくように
家々が並んでいる。地震国日本ではとうてい考えられない光景だ。
なぜ、こんなところに家を建てたのか、不思議である。
 でもこの景観は素晴らしい。村の中を散策してみると、単に景観
だけではなく、村の隅々までが大変きれいなのに驚かされる。人
が住んでいるのかしらと思われるような、蔦が絡まる石造りの家
の前の花々も美しかったし、石畳の道はきれいに掃除されていた。
 村を一回りして、川沿いの道に戻るとカヌーを楽しむ人たちの
歓声が聞こえてきた。ここは素晴らしいところ。ここに来てよかった。


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 昼食後再び車に乗り、サルラへ向かう。
途中カステルノー城、ベナック城を眺めつつ、サルラに到着。
ここは、1962年当時の文化相だった作家のアンドレマルローが
提唱した「歴史的町並み保存法」適用第1号に指定され、町全体
が美しく保たれている。
 町の中心のリベルテ広場は観光客も多く、賑わっていた。
フォアグラのお店やクルミ屋さんばかりが目に入ってくる。
この広場の近くには、名産のフォアグラにちなんで、ガチョウ広
場に3羽のガチョウの像があった。まさに町の象徴といった感じ。

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 さて、今夜の宿泊はサルラからドルドーニュ川を約50Km上流
に行った小さな集落Meyrooneにある La Terrasse という
ホテルで、ドルドーニュ川沿いに構える、16世紀のすてきな建物。
 このホテルは「シャトー&ホテルコレクション」の1つで、部屋は
広く、しゃれたインテリアがしつらえられ、リゾート気分満点!
窓からはドルドーニュ川の流れ、その先は緑の森、遠くに白く輝く
石灰岩の山々。そして何よりも小鳥のさえずり、ツバメの乱舞が
途絶えることがなく、まさに夢のような世界だ。


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 ではディナーをご紹介しましょう。
お天気もよかったので、宿泊者全員がテラスでディナータイムを
楽しんだ。宿泊者は私たちのほかに2組だけ。
 ドルドーニュ川を見ながら、景色と一体になっていられるような
すてきなひとときだ!
 まず、食前酒はキール。この地方の名産のカシスと白ワインを
混ぜた、赤い色のすっきりとした飲み物。以後、食前酒はキール
と決めたぐらい、私たちのお気に入りとなった。
ワインはもちろんカオールワイン。
 フォアグラのテリーヌ、魚のポワレ、鶏肉のファルシーと続く。
このフォアグラのテリーヌを岩塩で食べるというのがとても
おいしくて、大感激。どのお料理も盛り付けがおしゃれで、お皿
にまるで絵を描いているようだ。
 お料理がほぼ終わると、ワゴンに7、8種類のチーズを乗せて
サービスが始まる。私は「ロカマドール」という、山羊のチーズを
食べてみた。クリーミーでなかなかの味。
 最後のデザートは私は洋梨のカシスソース、主人はクルミの
アイスクリームを堪能して、今夜のディナーはおしまい。ワインと
おいしい料理と、ドルドーニュの美しい景色で、忘れられない、
最高のディナーとなった。


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この記事へのコメント

ゆゆゆ
2009年07月19日 11:17
毎回楽しみに見ています。写真が美しく澄み切った空気を感じることが出来、素敵な旅だったんだなあと思います。計画から旅が始まっているんですね、中身の濃い旅の続き楽しみにしています。

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